赤ちゃんのおむつ替えをこまめにやっている・おしりもきちんと拭いてやっている、それなのにお尻やおまたが真っ赤になって治らないというのであれば、それはおむつかぶれではなくカンジダかもしれません。

カンジダというと膣カンジダが有名で性感染症の一つとされているため、大人・それも不特定多数の人と性行為をするような方が発症する病気と思われるかもしれませんが、赤ちゃんだって発症することがあるのです。膣カンジダを発症したことがあるという10代から50代までの女性は5人に1人と言われています。決して遠い存在ではないのです。

カンジダ性皮膚炎もまたカンジダ菌という菌の一種がもたらす病気です。白癬菌と違ってカンジダ菌は常在菌であり、常に人の体に存在しています。だからこそ誰にでも発症する病気なのです。その菌が抵抗力が落ちているときや皮膚が湿っているとき・皮膚の温度が上がっているときに繁殖するのです。高温多湿のオムツの中は特に繁殖しやすい場所と言えるでしょう。
おむつかぶれと同じように全体的に赤くなり発疹ができたりただれたりします。おむつかぶれと違ってシワの奥の方まで赤くなってしまうのが特徴です。

とはいえ菌が原因ですからワセリンやベビーオイルは効きません。ステロイドはカンジダ菌を更に繁殖させてしまうため逆効果です。

そんなとき、真菌にはラミシールという薬が効果的です。この場合に用いるのはクリームタイプですから副作用をそれほど心配する必要もありません。菌が原因である以上は放っておいても悪化する一方です。おしりだけでなく体中のさまざまな部分に症状が出てきてしまう危険性もあります。そうならないためにもラミシールで菌の増殖を止めて、皮膚を健康な状態に戻してやりましょう。

できるだけこまめにおむつを換えてやっておしりを清潔に保つと共に、皮膚に炎症のようなものが見られたら早めに皮膚科に連れて行くようにしましょう。早期発見早期治療を行えばそれほど症状がひどくなることもなく完治までの期間も短くて済みます。

通常であれば1週間から2週間程度、もしも間違えてステロイド剤を塗ってしまって症状が悪化してしまっていたり、ある程度の期間放置してしまっていた場合にはそれ以上かかると思いますが、きちんと薬を塗っていれば治る病気です。オムツ替えをこまめにやって清潔に保つことは、カンジダ予防にもなりますし、おむつかぶれの予防にもつながります。大切な赤ちゃんのためにも続けてください。